建設公営企業委員会での質疑・答弁

平成15年11月20日(木)
 1 国道102号交通安全施設整備工事の進捗状況と地権者の用地買収について
   ※十和田市 八郷地区 (道路課)
 2 国道102号(青ぶな)土砂崩落の対策について(道路課)
 3 一般県道鳥屋部(とやべ)十日市線の整備について(道路課)
 4 一般県道苫米地兎内線の館野坂付近の整備について(道路課)
 5 一般県道島守八戸線の整備について(道路課)

会議録 
●中村委員
 私は、きょうは5点について、簡潔にまた質疑したいと思います。
 1点目は、地元におりますもので、十和田市の八郷地区で今、工事が進められております。それは、国道102号交通安全施設整備工事の進捗状況と、地権者の用地買収について、これにつきましては、私は地元の市議会議員さんと一緒に同行していただきまして、現場の写真を15枚ほど撮って、また現場を、本当に1時間半近くにわたって視察してまいりました。したがいまして、今のこの進捗状況と、当然、地権者の用地買収が絡んでおりますので、その用地買収の状況について、お尋ねいたします。
 それと、2件目は、ちょうど委員会の県外視察の最中に、子ノロからちょっと行ったところで、国道102号の青撫山土砂崩落の事故が起きました。この対策について、今後どのような対策をとられるお考えなのか、これについてお考えを
聞きたいと思います。
 それから、3点目、4点目、5点目。これはですね、前回に引き続きまして、私、三戸郡の各現場へ行ってきました。また、それと同時に、福地村の村長さんや南郷村の村長さんと11月6日に直接会いまして、私が建設公営企業委員会に所属しているということを知っているものですから、前々から三戸郡選出の県議会議員にもお願いしていますので、どうか取り上げてくださいということで、3点目は、一般県道鳥屋部十日市線の整備について、これについての進捗状況と県の処理方針、それから一般県道苫米地兎内線の館野坂付近の整備について、それと、最後は一般県道島守八戸線の整備について、これについての進捗状況と県の処理方針についてお尋ねいたします。
 以上です。
●葛西道路課長
 それでは、5点についてお答えいたします。
 最初に、国道102号の交通安全施設整備工事の進捗状況と地権者の用地買収等についてでございます。十和田市八郷地内の国道102号と市道との交差部における交通渋滞の解消を図るために、平成13年度から交差点改良、これは右折レーンの設置等でございますが、交通安全施設整備事業に着手してございます。これにつきましては、今年度の完了を予定してございます。工事の進捗状況といたしましては、一部用地交渉中でございますけれども、事業効果の早期発揮を図るために、用地の確保された区間については、現在工事を進めてございます。本件工事にかかります用地買収につきましては、本年11月19日現在で、地権者数20名のうち、未契約者は残り1名ということになってございます。買収面積での進捗率ですが、これは85.8%でございます。最後の地権者につきましても、早期に協力が得られるように鋭意交渉して、年内の完成を目指していきたいというふうに考えてございます。
 それから、国道102号の青撫山の土砂崩落の対策についてということでございますが、これは去る11月12日、国道102号十和田湖町子ノロから青撫山寄り4キロメートルの地点の斜面が崩壊して、道路が40メートルにわたってふさがれて、全面通行止めとなっております。除去作業は、11月14日にすべて完了しております。崩壊した原因といたしましては、モルタル吹きつけが施されているわけですが、これが経年変化によって風化が進んで、地山との一体化が低
下したためと思われます。今後、2次崩壊の危険性もあることから、安全確認のための専門家による現地調査を実施するとともに、対策工法等を決定するため、通行止めの規制を継続したいというふうに考えてございます。今後、対策工法決定反映のための地質調査を年内中に実施いたしまして、春の観光シーズン前には仮設防護柵によりまして一車線を確保して、通行止め規制を解除したいと考えております。本格的な復旧につきましては、平成16年度の早期完了を目指して努力していきたいというふうに考えてございます。
 それから、3点目ですが、一般県道鳥屋部十日市線の整備についてでございます。この路線につきましては、階上町鳥屋部地区延長2,000メートルの区間におきまして、平成9年度から拡幅整備を進めてきてございます。これまで用地取得及び工事の促進に努めてまいりました。それで、そのうちの882メートルの供用を既に図っております。今年度も引き続き用地取得の促進を図ることとしてございますが、事業予定地の一部に共有地があるというふうなことで、土地収用法に基づく事業認定の手続を進めることとしてございまして、その取得には相当の期間が必要というふうに考えてございます。今後とも早期解決に努めてまいります。
 それから、4点目ですが、一般県道苫米地兎内線の館野坂付近の整備についてということですが、これにつきましては、五戸町豊間内地区700メートルにおきまして拡幅整備を行いまして、平成10年度完成供用を図ったところでございます。御質問の福地村館野坂付近の整備につきましては、周辺も含めた現在の道路利用状況、それから交通量の推移等を勘案しながら、今後検討してまいります。
 それから、最後ですが、一般県道島守八戸線の整備についてですが、この路線につきましては、八戸市是川地区400メートルにおきまして、平成10年度より拡幅整備を行ってございまして、今年末には事業完了の予定となっております。
 以上でございます。
●中村委員
 ありがとうございます。
 三戸郡の道路については、私も現場に2回ほど行っていますので、大体、今の葛西道路課長の答弁でいいと思います。それで、私は今の1点目の国道102号の交通安全施設整備工事に絡みまして、現場を見て、きのうも行って、その前も行っていますけど、今、用地が20名の地権者がいらっしゃって、残り1名、進捗率が85.8%。まあ、率からいけば、非常にいいわけなんですが、工期がですね、平成15年9月9日から平成16年3月25日までで、残り4ヵ月間しか
ございません。それで、残りの1名の地権者とも私、いろいろ時間をとってお会いしてきましたけれども、今、あそこ、ちょうど現場を車で走ると、拡幅して、自宅のところとその方の経営している自動車整備工場のところが急にまた狭くな
って、また拡幅して狭くなると。非常にドライバーから見ても、何かおかしいなと、いわゆるでこぼこ。あと4ヵ月しかないのに、これで果たして工事が完了するのだろうかと。また、地権者との話を聞いていると、十和田県土整備事務所の方々が何度か、数回、お見えになってはいるようですけども、なかなか進展が見受けられないというふうな意見を賜りました。したがいまして、私は残されたこの4ヵ月間の工事期間の中で、地権者の用地買収はもう早急に急がなければならないことだろうと思います。その点につきまして、執行部はどのようなお考えをお持ちなのか、これを伺いたいと思います。
 それから2点目は、青撫山の土砂崩落につきましてですが、もう11月末で、来年までは全面通行止めになるわけですよね。そうしますと、観光対策ということで、私、質問するんですが、今、十和田市と十和田湖町がいわゆる合併協議をしておりまして、これから法定協議会に移って、そうしますと、この十和田湖の今の崩落現場が観光ルートなわけでございます。したがいまして、これ、地元の、どちらかといえば、十和田市の市長というよりも、十和田湖町の町長さんの方から出てますけれども、これはやはりいつかまたこういった災害が起きるかもしれません。したがいまして、青撫山の仮称バイパスといいますか、トンネルといいますか、こういったことを県、あるいは国に対して要望していく必要性に迫られるんじやないでしょうか。県の執行部としては、こういったお考えをお持ちなのかどうなのか、その点についてお伺いいたします。
●葛西道路課長
 まず最初に、国道102号の交通安全の件なんですが、用地交渉については、青森県の基準に基づきまして、鋭意交渉を進めるという以外に申し上げようが今のところございません。それにつきましては、何とか年度内に妥結し、工事ができるように努力してまいります。ただ、工期が来年の3月25日ということで迫っておりますので、まあ、発注につきましては、その部分につきましては除いているわけです。ですから、後に用地買収が進めば、そこの部分も含めて、今度はそこの部分について発注するということになります。ただ、実感的には、相当厳しい状況に追い込まれていることは確かです。ですから、手法としては、その事業を、もし用地交渉が妥結したならば、その工事費分につきましても、来年度に繰り越しして、来年度にまたがって工事を施工するというような方法も残されているということでございます。
 それから、もう一つは、102号の青撫山の観光ルートというふうなことで、これに対する代替ルートとしてのバイパス、青撫山トンネルと称しておりますが、これにつきましては、私ども、200億以上かかる事業だということで、なかなか現状では厳しい状況でございますので、これについては、国の直轄権限代行の事業で何とかお願いできないかということで、既に要望活動等を行ってきておりますが、その反応というのはまだまだ鈍いわけですから、これからも粘り強くそういう方向で進めていきたいというふうに考えております。
●中村委員
 それでは、最後に1点、国道102号の交通安全施設整備工事の用地買収の件ですけれども、用地買収というのは、やはり人の資産が絡むものですから、はい、すぐというわけにいきません。ただ、県の工事の進め方と用地買収のやり方について、私はこう思うんですけど、やはり工事が始まる前に、きちんと青写真なり、すべての用地買収を終えて、それで効率的に工事をやっていくのは、これは当たり前のことだと思うんですよ。ところが、あの現場を走っているドライバーの方々や今の1人の地権者と周辺の住民にも意見を聞いたら、やはり県の対応がちょっとおかしいんじゃないかと、そのような声が非常に強かったと思うんですが、私も現場に行きまして、これはやはり工事の進め方としては、こういうでこぼこがあっちゃ、おかしいなと。実際にもし用地買収が進まないまま、また3月25日を過ぎると、またいろいろなことで、私は県の対応が批判されるんではないかなと、このように思っておりますので、どうかひとつ、足を運んでいただいて、現場にも行っていただいて、その地権者と粘り強く交渉して、早くこれを解決していただきたいということを要望して終わらせいただきます。
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