水 稲 |
1. 9月16日に県が行った「不稔発生状況調査」によると、不稔発生割合は、東青37%、西16%、中弘南黒13%、北五17%、上十三41%、下北38%、三八43%となっており、特に県南・下北地域の不稔発生割合が高くなっていた。
2. 国が発表した10月15日現在の県平均の作況指数は、9月15日現在の作況指数「71」より18ポイント低い「53」となり、全国最下位となった。昭和55年以降では、平成5年の28、昭和55年の47に次いで、3番目に低い状況となっている。
10月15日現在の作況指数
|
県平均 |
青森地帯 |
津軽地帯 |
南部・下北地帯 |
作況指数 |
|
53 |
71 |
14 |
|
全国 |
東北 |
青森 |
岩手 |
宮城 |
秋田 |
山形 |
福島 |
北海道 |
作況指数 |
90 |
86 |
53 |
73 |
69 |
92 |
92 |
89 |
73 |
3. 10月15日現在の15年産米の検査状況は、検査数量が42,547トンで前年同期比41%と少なく、1等米比率も66%と前年同期に比べ17ポイント低くなっている。主な要因として、玄米粒の充実不足や着色米が挙げられている。
畑作物 |
大豆は、「おおすず」の成熟期が津軽地域で平年に比べて2日程度の遅れ、県南地域で8日から10日程度の遅れ、刈取りも10月30日現在で、津軽地域で約20%、県南地域で0%にとどまっている。 |
野菜 |
1.ながいもは、いも重が平年の9割程度まで回復してきているものの、生育にばらつきがあり、平年の7割程度にとどまっている地域も見られる。
2.秋にんじんは、は種が遅れた地域では、収穫が平年より2週間程度遅れたものの、収量、品質は良好である。 |
飼料作物 |
1.牧草は、1番草から2番草の収量が平年に比べて81%と少なく、3番草の刈取面積も2番草の刈遅れにより減少する見込となっている。
2.サイレージ用とうもろこしは、刈取りが平年に比べて10日程度遅れ、乾物生産量も平年の85%にとどまっている。 |
|