異常気象等に伴う農作物の被害状況等について
平成15年9月30日
1 農作物の被害状況について
1 水稲
(1)不稔状況
   9月16日に行った「不稔発生状況調査」によると、不稔発生割合は、東青37%、西16%、中弘南黒13%、北五17%、上十三41%、下北38%、三八43%となっており、平年(5%〜7%)に比べ、本年の不稔発生割合は非常に高くなっている。
   9月16日現在の水稲不稔発生状況調査結果について
(2)登熟状況
  9月16日現在の「登塾状況調査」によると、充実した籾の割合は、津軽地域の西が68%、中弘南黒が83%、北五が70%と平年並みかやや低い程度となっている。しかし、これら以外の地域では、東青が33%、上十三が17%、下北が7%、三八が29%と平年(68%〜75%)を大幅に下回っている。
   9月16日現在の水稲登熟状況調査結果について
(3)国が公表した作柄概況(9月15日現在)
   国が9月26日に公表した本県の作況指数は、県平均71となっている。(青森地帯71、津軽地帯90、南部・下北地帯33)
 なお、今回の作況指数71は、まだ確定値となっていないが、昭和55年以降では、平成5年の28、昭和55年の47、昭和56年の65に次いで、4番目に低いものとなっている。
   平成15年産水稲作柄概況(9月15日現在)
○本県における主な冷害年の作況指数等
 
県平均
青森
津軽
南部
下北
昭和55年
47
19
75
7
1
昭和56年
65
48
70
63
25
昭和63年
84
85
94
68
59
平成3年
86
86
100
62
65
平成5年
28
9
45
1
0
本年(9月15日現在)
71
71
90
33
(南部・下北)

 
全国
東北
青森
岩手
宮城
秋田
山形
福島
北海道
本年(9月15日現在)
92
86
71
77
78
96
94
92
81
平成5年(確定値)
74
56
28
30
37
83
79
61
40
2 りんご・特産果樹
(1)りんご
   9月13日から14日にかけての台風14号による被害は、県内全栽培面積の74.4%に当たる約17,200ヘクタールに及び、その落果量は約4万トンとなっているほか、樹上損傷果も発生し、詳細は調査中である。
(2)特産果樹
  台風14号による西洋なし等特産果樹の被害は、被害面積約56ヘクタール、落果量約145トンとなっている。
3 野菜・畑作物
(1)ながいも
  いも重が平年の60%〜70%と肥大が遅れている。
(2)夏秋トマト
  着果や着色が送れ、7月までの出荷量は少なかったものの、8月以降の出荷量は多くなり、全体として、平年並みの出荷量となっている。
(3)大 豆
  開花期が平年より5日〜10日程度遅れ、着莢数も平年の80%前後と少なくなっている。
4 飼料作物
  牧草は、生育が良好であるものの、8月の降雨により、2番草の刈取り・乾燥が遅れ、3番草の刈取りができる草地が少なくなっている。
 サイレージ用 とうもろこしは、草丈、葉数とも平年の90%程度にとどまっている。
2 これまでに実施した主な対策
1 技術対策
(1)水稲の食味・品質確保に向けた適期刈取り・適正乾燥調製の励行
(2)ながいも葉渋病や夏秋トマト灰色かび病などの病害虫防除の徹底
(3)サイレージ用とうもろこしの登熟状況に応じた適期収穫の励行
2 経営対策等
(1)天災融資法の早期発動の働きかけ(9月10日に農林水産省へ要請)
(2)農業共済金の早期支払いの指導(9月5日付けで各農業共済組合へ要請)
(3)既貸付制度資金の償還条件の緩和要請(9月8日付けで各金融機関へ要請)
 
 
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